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栄転に贈る祝電の書き方と文例
長年、組織に勤めている人なら、一度は経験する配置転換。希望する部署に行けるとは限らないので、配置転換を嫌がる人も多いようですが、一方で、希望する部署に異動したり、地位がより高い部署に異動できることもあります。このような異動は「栄転(えいてん)」と呼ばれます。お世話になった方の栄転に際し、祝福や応援の気持ちをこめて、祝電を贈ってみてはいかがでしょうか。今回は、受け取った方に喜んでいただける栄転祝いの祝電の書き方をご紹介します。
栄転の意味を知ろう
栄転とは、地位がより高い部署に異動になったり、より高い地位の役職に就くことをいいます。同じような意味を持つ言葉に、今よりも高い地位の役職に就く「昇進」もあります。けれども昇進は、同じ部署内で役職が上がるような場合を指すことが多く、とくに部署や所属先が変わる場合には「栄転」が使われます。また、地位にかかわらず、本人が希望する部署に異動が決まった場合も、栄転といえます。ここで栄転の例をあげてみましょう。
・出世コースに近いといわれる部署に異動する
・希望する営業職に異動する
・支店から異動して、本社で管理職に就く
なお、配置転換は時として、本人の希望どおりにいかないこともあります。ですから、はた目からは栄転に見えても、本人がどのように考えているかはわからないことがあります。明らかに高い役職に就く場合は別ですが、栄転かどうかの判断に困る場合は、祝電を贈る前に相手の気持ちを本人や、周りの人に確認しておくとよいでしょう。
栄転の祝電はいつ贈る?
配置転換の場合は、一般的には内示が出され、その後に正式な辞令が出されることになります。内示が出た段階で、栄転を知ることもあるかもしれませんが、祝電を贈るのは、正式に辞令が出るまで待ちましょう。そして辞令が出てから1週間以内に贈るようにします。遅くなってしまった場合でも、辞令後2週間以内には贈るようにしましょう。贈る前には、相手の配属先や役職を必ず確認しておきましょう。
祝電のマナー
栄転に限らず、祝電を贈る際には「忌み言葉」を使わないように気をつけましょう。忌み言葉とは、不幸を想起させる言葉のことで、栄転祝いの場合は、中止する、やめる、終わる、流れる、取り消す、四(死)、九(苦)などの言葉にはとくに注意が必要です。こうした言葉に注意しながら、相手を祝福・応援する気持ちが届くようなメッセージを考えるとよいでしょう。さて、次からはいくつかの文例をご紹介します。
同期や先輩に贈る場合
文例①:希望の部署への異動が決まった同期に
栄転おめでとう
これまでの功績が認められたこと
同期として 嬉しく思っています
これからは
一緒に仕事をする機会も増えそうなので
頼りにしています
また一緒に飲みに行こう
文例②:お世話になった先輩の栄転に寄せて
ご栄転おめでとうございます
時には優しく 時には厳しくご指導いただき
いつも感謝しておりました
これからは お会いする機会が少なくなり
寂しくなりますが
先輩のご活躍を 心よりお祈りしております
こちらにいらっしゃるときは
ぜひご連絡ください
栄転が決まった人は、新天地での挑戦に胸を膨らませている一方で、これまで働いていた場所を離れることに寂しさを感じていたり、新しい部署での仕事に不安を抱いていることもあります。ですから、あなたから祝電を贈って、応援する気持ちを届けてみてください。日本郵便では、Webで簡単にお申し込みができるWebレタックス(電報類似サービス)をご用意しております。ぜひご利用ください。