備える
長い人生の中では、ご自身やご家族に予期せず訪れるリスクにも備えが必要です。
生活の中で気をつけないといけないリスクって何?
病気・ケガや事故等、毎日の暮らしの中にリスクはたくさんあります。
暮らしの中にあるリスク
全部自分で備えるのは大変そうだな
医療費や介護費用については、自己負担額を抑える国の制度があります。
病気・ケガ
入院や手術をする場合、費用が大きくなります。
公的医療保険制度
年齢や所得により異なりますが、医療費の自己負担は1~3割となります。1か月あたりの医療費の自己負担額が一定の限度額を超えた場合には、申請により払い戻しを受けられる「高額療養費制度」もあります。
出典はこちら
厚生労働省保険局「高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)」
入院時には公的医療保険制度の対象とならず費用がかかる場合もあります。
入院時の1日あたりの自己負担費用
- 治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品などを含む。高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額。
出典はこちら
生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」
介護
介護は長生きするこれからの時代、身近なリスクです。
一時的にかかる費用と月々かかる費用の総額
一時的にかかる費用:平均約74万円
月々かかる費用:平均約8.3万円
介護期間:平均61.1か月
出典はこちら
生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査(2021年12月発行)」過去3年間に、高齢で要介護状態(寝たきりや認知症など)になった家族や親族の介護の経験より
公的介護保険制度
介護が必要になったときに所定の介護サービスが受けられます。介護サービスには要介護状態によって1か月あたりの利用限度額があり、所得に応じて1~3割が自己負担となります。
出典はこちら
厚生労働省「令和2年度 介護給付費等実態統計の概況」を基に日本郵便が作成
- 在宅サービスの介護度ごとの支給限度額に対する自己負担額を、1単位10円の地域で1割負担の場合を例に計算しています。金額は地域により多少の変動があります。
出典はこちら
厚生労働省「介護給付費等単位サービスコード(令和3年4月施行版)」
介護サービスの種類例
訪問介護
ホームヘルパー等が入浴、食事等の介助、掃除洗濯等を行う。
デイサービス
利用者が日中、施設等に通い、日常生活上の支援、機能訓練等を行う。
訪問看護
看護師等が療養上の世話や診療の補助を行う。
ショートステイ
介護老人福祉施設や病院・診療所等に、短期間入所する。
国の制度と自己負担額を知り、無駄なく備えましょう。