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日本郵便の物流アウトソーシングを導入し、
創業以来の顧客サービス
「全国どこでも送料無料」を維持。
自然災害による配送リスクの分散化にも成功。

chuya-online.com(有限会社 プラグイン)さま

ミッション
出荷作業量の負担軽減とECポータル各社が進めるリードタイム短縮化にキャッチアップ
日本郵便のソリューション
2拠点目の外部倉庫を持つことで、ECポータル各社が進めるリードタイムを短縮
パフォーマンス・ゴール
翌日配達地域が拡大し、カート獲得向上に貢献。自然災害などのリスク分散が可能に。

圧倒的な顧客数と出荷数。
各ECサイトのアワードで多数の受賞を誇る chuya-online.com を運営。

楽器のインターネット通信販売店をスタートして20年目を迎える chuya-online.com。「全国どこでも送料無料」を掲げ、現在は音響機器や楽譜まで扱うWEB総合楽器販売店にまで成長。圧倒的な顧客数と出荷数によって、各ECサイトでベストストア賞(楽器部門)を毎年受賞し、全国の音楽ユーザーから支持を得ています。今回は送料値上げや翌日配達エリアの拡大など、ECを取り巻く外部環境の変化によって決断した外部倉庫の導入について、有限会社プラグイン代表取締役の高尾太郎さまと、執行役員の上井崇裕さまにお話を伺いました。

送料の値上げや翌日配達サービスが広がる中、創業以来の「全国どこでも送料無料」
を維持するために日本郵便の物流アウトソースを決断。

運送会社の送料値上げをきっかけに、日本郵便の川越西物流ソリューションセンターの物流アウトソースを導入されたとお聞きしています。導入前にどのようなことを行ったのですか?

上井崇裕さま(以下敬称略):運送会社各社の送料の値上げは私どもにとって非常に大きな問題でした。2002年の創業以来 chuya-online.com はお客さまへのサービス還元を第一に「全国どこでも送料無料」を続けてきました。社内でも送料の有料化について議論が交わされましたが、サービスの継続という結論に至った際に、日本郵便から「もっと上流工程に目を向けませんか」と川越西ソリューションセンターのご提案を受けました。地図を見ると首都圏の背後に位置し、圏央道を利用して東名高速から中央道、関越道、東北道、常磐道にアクセスが良い。実際に現地へ行ってみたら、大手の配送センターも複数近くにありまして、「大手が借りるぐらい利便性がいいなんて、先に教えて下さいよ」と冗談を申し上げた記憶があります。

これまで北九州のプラグイン自社倉庫からメインボリュームの関東地方へ高い運賃を支払っていた。

上井:この外部倉庫導入においては当社の出荷地域割合を検証しました。結果から申し上げると関東地方が40%を超えていました。これでも当社は北海道、沖縄、離島地域にも無料配送を行っているため、同業他社さまよりも北海道や沖縄の出荷割合が高いはずなんです。
とはいえ、今までは本社の福岡県北九州市からメインボリュームの関東方面に対して高い運賃コストを支払っていたことになります。川越に外部倉庫を導入すれば総合的に今までより安い運送コストになることがわかりました。運送費だけに限ればすぐにコスト削減の結果が出ています。これからは社内のリソースの再配置が大きい課題だと考えています。

関東地方に外部倉庫を持つことで、関東地方はもちろん、東海地方や東北地方などにも安い運賃が適用される。

EC業界内ではリードタイムの短縮が一段と加速し、売り上げにおいても商品ページの順位にも影響を与えています。

高尾太郎さま(以下敬称略):はい。これまで自社倉庫からでは、北関東や東北地方は翌日配達ができませんでした。一方、川越西物流ソリューションセンターを導入すれば北海道・南九州、沖縄以外は網羅できます。南九州については自社倉庫から対応すれば翌日配達が可能なため、北九州と川越の2拠点体制を採用することにより、翌日配送エリアのカバー率が大幅に上昇しました。

各ECサイトともにお届けまでの日数が短ければ短いほど、検索結果の上位に表示されます。以前は在庫の有無が大きなポイントでしたが、現在では、在庫が有り且つ翌日のお届けができるかどうかが重要です。
拡大できた翌日配達エリアに当社のウリである「全国どこでも送料無料」が加わることで、お客さまにとって選びやすい大きなメリットが形成できたと思います。

関東地方(埼玉県)に外部倉庫を持つことで、北海道・沖縄・離島以外、翌日配達エリアを拡大することに成功。

2拠点を持つことで、地震や豪雨、台風などの自然災害からのリスクは回避しやすくなりましたか?

上井:直近ですと2022年2月の関東地方での大雪警報発令が良い例かもしれません。北九州からだけの出荷であれば、関東への荷物は天候に左右されやすく配達遅延が予想されることから翌日配送のサービス自体を一旦停止していましたが、今回は九州から関東宛への翌日配達サービスは一旦停止したものの、川越から隣県への翌日配達サービスは継続しました。翌日配達の遅延もなく、お客様にご迷惑をかけることはありませんでした。

以前、西日本豪雨があった際に、自社倉庫への荷物がなかなか入荷しない、入荷してもお客様へのお届けが非常に遅れるという経験をしており、こうした自然災害リスクを回避する上でも、2拠点体制はプラスに働いています。
またこの2年はコロナ禍の巣ごもり需要で出荷数が大幅に増加し、自社リソースによる配送対応は限界に来ていました。パンクの回避にも川越西物流ソリューションセンターの導入は一役買っています。

chuya-online.com の自社ECサイト。大手ECポータル、音楽専門ECポータル含めて多角チャンネル化することで、ユーザーは自分に都合の良い(ポイントなど)サイトで購入可能に。

日本郵便の物流アウトソースの導入するメリットとデメリット

物流アウトソースについては物流各社がサービス向上でしのぎを削っています。日本郵便を選ばれた理由はどんな点でしょうか?

高尾:日本郵便は社会から高い信用を求められる会社なので、一度導入した事業においては撤退の可能性が低いと思われます。
また各ECサイトではそれぞれ提携のある運送会社やロジスティックを使用することで送料が安くなるというプランがありますが、導入した場合、お客さまがご購入できるサイトが限られてしまいます。
当社は日本郵便と直接取り引きすることで、お客さまがどのサイトでご購入頂いても同じ高いサービスがご提供できると考えました。外部倉庫を導入したことで、2者間での包括的な料金交渉も行えるようになりました。
最後にいちばん大切なところですが、日本郵便は配達クオリティが非常に高いです。現在はすべて追跡番号が付いた「ゆうパケット」や「ゆうパック」を利用していますが、以前、導入していた追跡番号のない「定型郵便」や「定形外郵便」でも遅延率や紛失率が極めて低いというデータを持っていました。
昔からの郵便局の安心感はお客さまと私ども双方に大きなメリットとなっています。お届け先までの距離が短くなった分、リードタイムが短縮され配達に関する問い合わせが減ったことが何よりの証拠です。

有限会社プラグイン代表取締役 高尾太郎さま。

川越西物流ソリューションセンターの作業クオリティはいかがでしょうか。

高尾:ミスが少ないですね。出荷ミス率は0.007%、非常に優秀です。現場の皆さんがまじめで誠実なんですよ。これは真面目さを物語るエピソードの1つですが、大晦日に川越倉庫内のWi-Fiで通信障害が発生した際に発生報をいただきました。よほどの大事でないかぎり、通常、こういうケースは解決してから事後報告する場合が多いと思うのです。これも日本郵便が作り上げてきた真面目な文化なんだろうと思いました。

物流アウトソース導入のデメリットや改善点についても忌憚なく仰っていただけないでしょうか。

上井:これは日本郵便に限った話ではないと思いますが、2拠点になれば自社内の現場作業は減りますが、オペレーション自体は複雑化します。システム連携においても改良コストが必要です。残念ながら自社開発のシステムと日本郵便のWMSシステムの相性が良くありませんでした。これは今後の課題です。
また導入初期は適正在庫数のデータが取れないため、在庫金額が膨らみがちでした。こちらは今後データを分析していきたいと思います。

有限会社プラグイン執行役員 上井崇裕さま。

自社業務を再点検し、作業を単純化。
いつでもアウトソーシングできる用意を構築。

最後に今回の物流アウトソース導入によって、新しい事業展望などがありましたらお聞かせください。

上井:現在、ギターやベースなど、出荷前に点検や調整が必要な商品は依然として北九州から配送しています。専門的な作業のため、川越からも出荷できるようにするためには、川越への社員配属を含めたコスト検証が必要です。

北九州の本社倉庫と店舗。木製楽器はこちらから発送。

上井:今後、川越ではゆうパックで配送できない大きな商品、たとえば電子ピアノといった大型の楽器等も取り扱ってみたいですね。
また今回の物流アウトソーシングは貴重な経験となり、自前主義の考え方を思い改めました。他の自社業務でも外注を活用できるパートがあるのではないかと広い視点で俯瞰できるようになったんです。自分たちが特殊な事業をやっているというのは単なる思い込みで、作業をフォーマット化すれば外注に出せる業務がまだまだあると思います。もちろん、実際にアウトソーシングを決断するかは、雇用の考え方やタイミングもあるので今すぐということではありませんが、いつでも外部に出せる準備をしておくことで、その必要性が高まったときにすぐ決断できるようにしたいです。

店舗内。新品だけでなく中古楽器をリペアして販売している。

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複数拠点化で
配送コストとスピードを再構築
eコマースの急激な成長が続くなかで、物流を取り巻く環境は大きく変化し、作業員の不足による人件費の上昇、エンドユーザーさまから求められる高品質な物流サービスなど、企業を取り巻く環境は今後も厳しい状況が続くと思います。
そのような状況のなかで、軽視されがちなロジスティクス戦略は経営の根幹であり、常に変化する環境にフレキシブルに対応していくために、経営者から物流現場の社員まで浸透したロジスティクス戦略の見直しとその実行が重要になると考えます。
売上や物流品質の向上、BCP対応、物流コストの削減上など、経営のさまざまな課題解決に向けて、日本郵便では物流ソリューションサービスを通じて荷主さまをご支援いたします。

お客さま紹介

chuya-online.com(チューヤオンラインドットコム) は、ギター、電子ピアノ、ヘッドホン、スピーカー、楽譜など様々な楽器、関連商品を取り扱う総合楽器通販サイトです。

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