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肌悩みに応える入浴剤をインターネットで販売。
全国各地へ「安心」な商品を届けるために、
配送のサービス品質にもこだわりを。

株式会社ヒロセさま

ミッション
顧客数が増え、商品の配送先も日本全国に拡大している中、お客さまの手元へ商品を手渡すまでの、サービス品質を大事にしたい。
日本郵便のソリューション
配送品質も高く、離島にまで配送ネットワークを構築している日本郵便のゆうパックを提供。
パフォーマンス・ゴール
全国のお客さまへスピーディーで丁寧なお届けを実現。

「誰かのため」を起点としたEC事業を展開
安心な商品を高品質な配送サービスで全国に届けるために

アレルギーや乾燥肌など、さまざまな肌悩みに応える入浴剤エプソムソルトを自社生産しインターネットで販売。安心で肌に優しい入浴剤として認知され、多くの愛用者に支持されています。受注・出荷量が年々増加する中、全国各地へ商品を発送するにあたり、どのようなことを重視されているのかなど、商品に対する思いと共に、株式会社ヒロセ 代表取締役社長の廣瀬亙さまにお話を伺いました。

「困っている人の役に立つ商品を提供したい」という思いから
当時、日本で認知されていなかったエプソムソルトの販売を開始。

主力商品であるエプソムソルトの販売を始めた経緯を教えていただけますか。

廣瀬亙さま(以下敬称略) :私は元々、洋服のチェーンストアの出身です。1994年に会社を設立してアパレル販売で順調にやってきたのですが、インターネットという大きな波が来て商売が厳しくなり、時代が変わったなと感じました。私の世代の感覚では、服は試着しなければ買わないものと思っていたのですが、現実は違っていてECはどんどん成長していきました。
そうした中で、自分のために儲けるのではなく、社会に貢献することがビジネスのあり方として大事だと考えるようになりました。
その頃、洋服の輸入のために訪れていたアメリカで出会ったのがエプソムソルトです。私の家族がアトピー性皮膚炎で悩んでおり、たまたまアメリカのドラッグストアで勧められたエプソムソルトという入浴剤を購入して使ってみたところ、肌の調子がとても良かったため輸入することにしたのです。
アトピー性皮膚炎について調べてみると、1999年当時で約44万人(厚生労働省調査による推計患者数)もの患者さんがいることがわかりました。患者さんの悩みは深刻です。中には20歳の女の子の「掻き傷があるから成人式に行きたくない。」との声もありました。そこで、そんな困っている人たちにエプソムソルトが役に立てたら、という思いでインターネットでの販売を始めたのが2010年です。しかし、当初3年間はあまり売れませんでした。

さまざまな香りを楽しめる豊富なラインアップのエプソムソルト『SEA CRYSTALS(シークリスタルス)シリーズ』

肌に悩みのあるエンドユーザーに支持され、自社工場での生産をスタート

エプソムソルト自体が認知されていなかったのでしょうか。

廣瀬 :はい。エプソムソルトは欧米では昔から広く認知されている入浴剤ですが、日本では全く知られておらず、当初は日本在住の外国の方が買ってくださるくらいでした。
それが、雑誌で紹介されたのを皮切りに他のメディアでも取り上げられるようになり、肌に悩みがある方や美容に興味がある方から注文をいただくようになったのです。売上も伸びていく中で、企業としての方針も「誰かが困っていることをケアする」「問題点を研究して製品を開発する」というように固まっていきました。
初めはアメリカから輸入をしていたのですが、支持してくださるお客さまが増え、より高品質でお求めやすい価格でエプソムソルトを提供したいと考え自社で生産を開始しました。今では10万人くらいの方にご愛用いただいています。入浴剤は肌が乾燥しやすい冬の方が売れる傾向にあり、1月から3月が繁忙期ですが、最近は夏の売れ行きも良いので1年を通してコンスタントに出荷があり、出荷量も年々増加しています。

株式会社ヒロセ 代表取締役 廣瀬亙さま

エプソムソルトはどのように作られるのでしょうか。

廣瀬 :エプソムソルトは「ソルト」と言っても塩(塩化ナトリウム)ではありません。正式には硫酸マグネシウム(MgSO4)で、イギリスのエプソムで発見され塩に似ているためエプソムソルトと名付けられました。塩化ナトリウムは肌への刺激が強く、サビが発生しやすいため浴室での使用には不向きです。
当社が販売している『SEA CRYSTALS(シークリスタルス)』のエプソムソルトは、岡山県の塩工場で作られる塩に含まれる硫酸マグネシウムを精製し、本社がある山梨県の化粧品工場で生産しています。現在は無香料のスタンダードなものから、さまざまな香りやサイズの入浴剤、エプソムソルトを配合したクリームやパックなど、ラインアップが拡大しています。
入浴剤は直接人体に触れるものなので「安心できること」は絶対条件です。マーケティング優先で売れる商品を作ることよりも、あらゆるトラブルで困っている方が抱えている問題点を常に把握し、それに対する商品を提供していくことを理念としています。

エプソムソルト『SEA CRYSTALS』の特徴

お客さまに商品を届ける配送もクオリティが重要

配送業務を日本郵便に委託されたポイントはどういったところでしょうか。

廣瀬 :現在は楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon、自社サイトで販売を行っていて、おかげさまで出荷量も年々増えています。配送は複数の企業にお願いしていますが、各社それぞれに異なる強みがあります。その中で日本郵便が突出しているのは、北海道から沖縄の離島まで日本全国に配送ネットワークが構築されていて輸送コストとのバランスがいいということです。荷物の破損や返還もほとんどありません。日本郵便を利用するようになってからは1日1回、荷物を甲府中央郵便局に持ち込み、配送をお願いしています。
EC事業にとって物流は非常に重要な部分です。輸送の合理化というのももちろん重要ですが、最終的にエンドユーザーであるお客さまに商品を手渡すまでの、サービス品質はとても大事です。私たちの商品へのこだわりやお客さまへ「安心」な商品を届けたいという思いが伝わるよう、配送品質にもこだわっています。

楽天市場をはじめとするモールと自社サイトでEC事業を展開し、出荷量も年々増加している。

物流のサービス品質にもこだわっているということですね。

廣瀬 :お客さまから「あの配送会社は使わないでください」と言われることもあるのですが、それは配送会社からお客さまへ商品をお届けする際の接遇が悪く、お客さまを不快にさせてしまった場合や届けられた商品が破損しているなど配送品質の悪さから起こるクレームです。商品をお届けする際に、お客さまに真摯に向き合い、心を込めて配達するなど、配達行為自体をお客さまとのコミュニケーションとして捉え、対応すれば、このような状況は起きないと思います。これからECビジネスはますます成長していきますから、輸送インフラにおけるサービス品質の重要性も一層高まっていくでしょう。

お客さまの利便性を高めるために

日本郵便ご利用における改善点についても忌憚なく仰っていただけないでしょうか。

廣瀬 :日本郵便の「ゆうパックプリントR」を利用して送り状のラベル印字などを行っていますが、今後は、EC事業の受注管理システムなどの利便性を高めていただきたいと思っています。配送だけでなく、出荷する側の利便性を高めるサービスをもっと開発してもらいたいです。ECサイトでの販売においては、配送スピードもお客さまに継続してご利用いただくポイントになります。
現在、当社が利用しているECサイトの受注管理システムと、日本郵便の「ゆうパックプリントR」を連携して、商品を出荷しています。ますます成長が見込まれるEC事業において、発注管理や在庫管理などネットショップに必要な機能がそろったシステムなどあるとありがたいです。

工場と出荷センターは直結しておりスピーディーな出荷を実現している。

Made in JAPANの付加価値の高い商品を海外のエンドユーザーに届けたい

今後の事業展開や展望をお聞かせください。

廣瀬 :海外に向けたEC事業を展開したいと考え準備を進めています。国によって異なる肌のトラブルなどを調査して、新たに商品を開発しMade in JAPANとして販売していきたいと思っています。日本が豊かになるためにも、海外に向けたビジネスの重要性はますます高まってくるでしょう。常に変わりゆく世の中ですので、”安定”や”現状維持”という考えは捨て、常に変動する世の中に適応し、チャレンジし続けたいです。そのように考えると、まだまだやれることはたくさんあると感じています。
海外に向けた物流の整備は大きな課題です。日本の製品を日本から世界に向けて出すということは意義のあることですので、合理的な配送の仕組み作りを日本郵便に期待しています。

株式会社ヒロセ 代表取締役社長 廣瀬亙さま

甲府中央郵便局の発着場の様子

甲府中央郵便局集配営業部社員

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地域に根ざした日本郵便がロジスティクスをサポート

株式会社ヒロセさまと日本郵便のお付き合いは、荷物の配達に伺っていた甲府中央郵便局の配達員との会話をきっかけに始まりました。また、現在は日本郵便の営業担当者による定期訪問で配送に関するお悩みなどをお伺いしております。
日本全国に拠点を置き、地域に根ざした活動をしている日本郵便は、皆さまの身近な存在として物流の課題解決に向けたご提案、ロジスティクス構築のサポートをいたします。ぜひお気軽にご相談ください

日本郵便営業担当者

お客さま紹介

株式会社ヒロセでは、アレルギーや乾燥肌など、さまざまな肌悩みに応える入浴剤エプソムソルトを自社生産し販売しています。

エプソムソルトのロゴ

お客さま事例

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