取り組み紹介
社員のキャリア意識醸成・スキル養成
郵便局をご利用いただくお客さまへ、社員力向上で更なるおもてなしをお届けしたい。
『人で選ばれる郵便局』を目指す独自の意識醸成プログラムを展開しています。
女性管理者ステップアップセミナー
ライフステージに応じた、仕事の楽しさ、働き甲斐を。自分と向き合い、今後のキャリアを考える機会として、女性管理者向けの体験型研修を実施しています。全国から集まった参加者は、女性活躍を体現するロールモデルとして、これまでのキャリアやセミナーから得た気付きを、後輩女性社員に伝えます。
管理者のマネジメントスキルの向上・意識変革
育児や介護のみならず、多様な事情・価値観を持つ社員で作られる職場では、上司と部下の双方の思考・価値観の理解やコミュニケーションの重要性が高まっています。意欲と能力のある社員が働きやすく働き甲斐のある職場環境の構築や、ワーク・ライフ・バランスの実現につながるマネジメントの在り方について、研修カリキュラムに導入しています。
「一人ひとりを大切にするマネジメント」の推進
リーダーの心構えやコーチング型育成等、郵便局管理者への取材により制作したマネジメント誌を全管理者に配布し、マネジメントの振り返りや深化に活用しているほか、実践事例に基づき制作したDVD教材を視聴しながら、「討議し、自らの行動を考える」管理者研修を実施しています。
「日本郵便」流チーム・マネジメント講座
郵便局の管理者等が参加するマネジメント研修では、上記「一人ひとりを大切にするマネジメント」や「異性の部下の思考・行動の理解し能力を引き出す手法」など、特色ある講義を行っています。その内容を1冊の本にまとめ、紹介しています。
マネジメント層を対象としたダイバーシティ推進施策
営業担当者をマネジメントする層に対して、ダイバーシティ時代に見合った「一人ひとりの生産性向上の重要性」や「一人ひとりを大切にするマネジメントに求められるあり方」について研修を実施しています。
イクボス養成講座
2017年1月にNPO法人ファザーリング・ジャパン運営のイクボス企業同盟に加盟しました。郵便局の管理者や社員が参加する研修等で、イクボスの意味と理解、活き活きと働く社員を増やすためのマネジメントのコツなどを伝えています。
多様な価値観の理解・受容
社会の変革に伴うお客さま、社員の多様な価値観、ニーズを理解し、尊重することで、全ての人が自己実現できる職場、社会を目指します。
ダイバーシティ推進のための社員向けハンドブック「One to One Next」
ダイバーシティ情報紙
ダイバーシティ推進についての理解促進や関連する各種制度の紹介のため、定期的に社内向け情報紙を発行しています。女性活躍推進、働き方改革、障がい者雇用、両立支援、イクボス、LGBT、ハラスメント等から毎号テーマを設定し、それぞれの内容について掘り下げることで、理解を深め、活き活きと働ける職場づくりにつながる内容です。
ハラスメント防止・相談体制の整備
セクシュアル・ハラスメント(性的指向または性自認に関する偏見に基づく言動等を含む。)、パワー・ハラスメント、妊娠・出産に関するハラスメント、育児休業等に関するハラスメントなど、ハラスメント全般を防止するため、新入社員・新任役職者・新任管理者に対する研修の実施、社員への啓発冊子の配付等、各種啓発活動を継続的に行っています。
また、万が一、ハラスメントの恐れがある事案が発生した場合に社員が報告・相談等できる窓口として、職場にハラスメント相談員や人権啓発担当を選任するほか、社外専門機関によるハラスメント相談窓口の設置を行っています。
LGBT支援団体・イベントへの協賛
多様な価値観、性の在り方への理解・受容のため、LGBTの意識啓発・支援団体のNPO法人東京レインボープライドが主催するイベント「東京レインボープライド(TRP)」に協賛しています。
また、日本郵便は任意団体work with Prideが定めるLGBTに関する企業等の取組みに対する評価指標「PRIDE指標」において、最高評価のゴールドを受賞しました。
任意団体work with Prideは、企業などの団体において、LGBTなどの性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する団体です。
仕事と家庭の両立支援施策の浸透
育児や介護などの事情を抱える女性社員が働きやすく力を発揮できる職場を目指し、制度の利用促進や家族参加のイベントなどを行っています。
育児と仕事の両立支援
日本郵政グループは、正社員では育児休業は子が3歳に達するまで、育児部分休業は小学校3年生の終期まで、取得することが可能です。社員の育児休業取得や、復帰後の環境の変化への対応、制度への理解を広げるために、様々な取り組みを行っています。
職場復帰プログラム
育児休業を取得する社員が、安心して育児休業に入り、また、円滑に職場復帰できるよう、育児休業前から職場復帰後までの間、所属長が面談等を行う制度です。
両立支援セミナー・ミーティング
結婚・出産・育児というライフステージや環境の変化に対応するための不安払しょくやモチベーションアップ、知識習得を目的として、セミナー・ミーティングを行っています。
保活やパートナー同伴型のセミナーの他、男性の育児休業取得促進・働き方改革に向けた男性向け料理教室等を開催し、両立のための環境整備を進めています。
再採用・後補充スキーム
育児や介護などの事情で退職した社員のうち、希望者を正社員として採用し、復職を支援する「再採用制度」に加え、対象者をデータベースに登録し、期間雇用社員として採用する支援スキームを導入しました。
育児休業等を取得する社員の後補充として、業務スキルのある人材の力を活かすことで、採用する局と退職した社員の双方を支援するスキームです。
ファミリーデーの開催
JPファミリーデー(沖縄支社)
社員を支える家族への感謝を伝え、また自らの働く姿を家族に見せることで、社員が働き甲斐を再確認する場として、家族の職場見学会を実施しています。
介護と仕事の両立支援
日本郵政グループは、正社員では、通算183日まで、介護休業を取得することが可能です。
全社員を対象に介護に関するアンケート調査を実施し、社内の介護を取り巻く環境や実態を把握した上で、課題の解決に向けて各種施策を進めています。
また、仕事と介護の両立セミナーを全国の社員向けに実施しています。
次世代育成や女性活躍を応援する活動への協賛・サポート
これまでの当社内の次世代育成や女性活躍に関する取り組みから、公的認定取得や、女性活躍に関する活動への協賛やサポートへと、広がっています。
働きやすい環境整備
社員の学びや気づきを活かし、職場の課題解決へとつなげています。
女性社員のための会議、異業種交流の実施
金融商品の営業を担当する女性社員による会議等の開催や、異業種交流研修への参加を通じ、仕事のやりがいや新たな視点を得る機会を設けています。
社外プロジェクトへの参加
ダイバーシティ推進を産学連携で行う「中央大学 ワーク・ライフ・バランス&多様性推進・研究プロジェクト」に参加し、共同研究やネットワーキングを行っています。
設備・備品等の環境改善
バイクでお客さまを訪問する女性社員の日焼けの悩み解消のため、ヘルメットシールド形状を見直すなど、女性社員の「困った!」を解決し、働きやすくなる工夫・改善を行っています。
多様な視点を活かしたサービス等の実現
郵便局をご利用になるお客さまのニーズや、社員の意見を集め、新たな商品・サービスを展開することで、社会全体に貢献できることが私たち日本郵便の喜びです。取り組みの一部をご紹介します。
子ども・子育て支援のための事業・サービス
待機児童の解消が求められている昨今の社会背景を踏まえ、女性社員の企画を基に、事業性を考慮しながら社宅跡地に保育所を建設し、保育事業者に賃貸するなど、子ども・子育て支援に取り組んでいます。
多様なお客さまのニーズに応える店舗づくり
「地域密着のサービスの開発・展開に取り組む」という共通の価値観とともに、イオングループ店舗への郵便局の出店と、お客さまニーズにお応えした土曜休日営業を行っています。