サイト内検索

切手タイムズ2022年5月

この切手の うつく シーサーを見たら
もう買いにGO! や!

特殊切手 沖縄復帰50周年 2022.5.13(金)発行

沖縄県が復帰50周年の節目を迎えることを記念した切手です。
沖縄を代表する染色の一つである 紅型 びんがた をイメージしたイラストで、沖縄の歴史や魅力、可能性を表現しました。
実は、切手のなかに沖縄にちなむ文字が隠れています。探してみてください!

※ 売り切れになっている場合もございます。あらかじめご了承ください。

お近くの郵便局でもお買い求めできます。
郵便局の在庫状況については、お手数ですが直接お問い合わせください。

1沖縄大好き

20年ほど前に初めて沖縄を訪れてから、ずっと惹かれています。
強い日差し、海の青、南国特有の植物、音色、味・・・
すべてが魅力的で、時間が空くとたまらなく「沖縄を充電」しに行きたくなります。
今回の記念事項は自ら担当を希望しました。
以前、沖縄の伝統文化に触れた際に強い感動を受け『いつか必ず、沖縄の素晴らしさを伝えるデザインをしたい!』と
思ったことがきっかけでした。

2テーマを決めるまで

題材関係者と打合せする前から歴史に関する書籍を読むなど予習を始めました。
当該記念事項は、とても深く大切なテーマなので真摯に向き合おうと決めていたからです。
しかし考えるほどに『私が担当して良いものであろうか?』『テーマが重すぎて不快にさせるのではないか』などと
悩みは深まり、答えが見つかりませんでした。
打合せの結果、明るくポジティブな題材を提案されホッとしました。 

アイディアスケッチ

3伝統工芸品へのオマージュ

沖縄には独特で魅力的な伝統文化が多数あります。
当初は表現方法に織物の柄を想定し、文様に祈りを込めようか・・とも考えましたが、
関係者から提案された複数の題材が表現しやすいように、織物から染色へ考えを改めました。
味わい深い作品に仕上げたく、白布に糊を置き絵の具で染めてみるなど、実験を繰り返しました。(不採用になりましたが。)

4首里城

私が初めて首里城を訪れたのは、火災で消失して間もない頃です。
それまで何度も沖縄へ行っていたのに、「また次の機会に・・・」と先伸ばししていました。
城を見下ろす高台で、焼け跡に涙するおばぁを見かけて胸が痛みました。
幾たびの火災や戦火を経た首里城が、また元の姿へ蘇ることを願って描いています。

▲ 10年前に発行された特殊切手「沖縄復帰40周年」の首里城。

気合いを入れて取り組みました。その分不採用になったアイディアやイラストも色々ありましたが・・・元気で明るいデザインに仕上がったと思います。沖縄の魅力を感じながら、沢山お手紙を書いていただけたら嬉しいです。
※隠し文字の答え:
左からそれぞれ「し」「ま」「ん」「ち」「ゅ」の文字が隠されています。
「しまんちゅ」(島人)=沖縄の言葉で、主に「沖縄県民」を指すことが多い。