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切手タイムズ2021年5月

屋の切手は
はなはだやかね~!

グリーティング(ライフ・花) 2021年5月17日発行

「ライフ・花」は、日常生活の中にある様々な花を題材とした切手です。
今回は、初夏の季節に合わせて緑と青をテーマカラーとし、花屋の店先をイメージしたデザインとしています。
どんなお手紙にも幅広くご利用いただけるおすすめの切手です。

63円:テーマ花屋の店先(緑)

※ 売り切れになっている場合もございます。あらかじめご了承ください。

84円:テーマ花屋の店先(青)

※ 売り切れになっている場合もございます。あらかじめご了承ください。

お近くの郵便局でもお買い求めできます。
郵便局の在庫状況については、お手数ですが直接お問い合わせください。

今回の制作過程について星山デザイナーに取材しました!

1.今回のデザインについて考える

この切手の担当となり、制作に取り組み始めたのは新型コロナウイルス第2波のさなか(2020年7月頃)でした。
第1波の頃(2020年5月頃)に、巣ごもり需要で花卉かきの売上が伸びたというニュースを聞き、
やはり私たちは、ずっと家の中で過ごすうちに、心のケアを花や植物に求めているのだろうなと思ったので、
少しでもお客さまの癒しとなる切手ができたらいいなと、花屋のデザインとすることとしました。 

2.花を作画する

花で溢れるお店にしたかったので、まずは大量の花をパソコンで描くことから始めました。
新型コロナの影響で、さまざまな場所をリサーチできなかったのですが、
会社帰りに駅前の花屋に通うなどして、イメージを膨らませていきました。
特に84円シートに入っている「フォックスフェイス」は、全体が青色の花々の中に、
コントラストの強い黄色を配することでお互いを引き立て合うのではと思いついたお気に入りの植物です。

▲花の細部まで手を抜かず黙々と描き続けた。

▲まるで“キツネの顔”のような
形の
黄色の果実が実る
「フォックスフェイス」。

3.花屋の店先を作画する

続いて、什器や花器のパーツを並べて、花屋のレイアウトと切手の配置を決めました。
最後に、切手としてのバランスも確認しつつその花器の中へ花を活けます。
まるで、花屋のオーナーになった気分で、楽しい作業となりました。

▲花屋らしいアイテムだと思って描いてみたものの、
最終的にボツとしたラッピング用の資材。

「ライフ・花」は、大好きなシリーズで、いつも楽しみながら担当しています。この切手の発行時期には新型コロナが収束し、元の日常生活に戻っている様にと願いを込めてデザインしました。花屋には“あの妖怪”の絵を飾っているので、探してみて下さいね。