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切手タイムズ2021年2月

この切手、貼るといいよ!

春のグリーティング2021年2月19日(金)発売

今回は、春の草花などを水彩で美しく表現しています。
新生活の報告やお礼状など、お手紙を送ることが多くなる
春の季節にぴったりの切手です。

63円シート

※ 売り切れになっている場合もございます。あらかじめご了承ください。

84円シート

※ 売り切れになっている場合もございます。あらかじめご了承ください。

お近くの郵便局でもお買い求めできます。
郵便局の在庫状況については、お手数ですが直接お問い合わせください。

制作過程を大公開

1 題材選定

まず、図鑑や歳時記から春らしい題材を探し、それらのスケッチを重ね、それを基にアイデアを出していきました。
最終的に、複数のアイデアの中から題材を絞り込んでいきました。

※歳時記 
四季の事物や年中行事などをまとめた書物のこと。

2 表現方法は水彩画に決定

春を表現するために意識したのは「透明感のある柔らかさ」。
水彩画の隣り合う色が互いに溶け合うさまが、春の雪解けに通じると感じ、水彩画で表現することとしました。

▲パンジーの原画

切手用にトリミングしているが全体の色の重なりが美しい。

「森の贈りものシリーズ第3集」のウサギ

今回の「春のグリーティング」のうさぎ

▲様々な表現方法

星山デザイナーの表現方法は多岐にわたる。
切手に合わせて同じ題材でも全く違う印象に仕上げる。
「題材は食材で、表現は味付けのようなもの。
味付けで料理は無限に広がるので、どうやって調理するか、アイデアが尽きることはありません。」(星山)

3 水彩画の制作

水彩画のにじみを美しく表現するためには失敗が許されません。
あらかじめどの順番で塗っていくか、計画的に着色する必要があります。頭の中でシミュレーションしながら、手順を記入したメモを作成し、それに従い着色しました。
絵の具の粒子が紙にしっかり定着するまで焦らず乾燥を待ってから、次の色を塗っていきました。

塗る手順を書いたメモ

チューリップの原画

色についても、華やかさと生命力にあふれる春の色を表現することを意識し、複数の展開から検討していきました。

ボツ案

採用した「芽吹き」の原画

▲63円「芽吹き」の原画とボツ案

緑に絞って表現した方が、春の生命力を感じると判断し、右の案を採用した。

春は、寒い冬から解放されてほっとします。  
そんな春の喜びを表現した明るく使いやすい切手を意識しました。季節のお便りなど、様々なシーンでご利用いただけると幸いです。