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特殊切手

「世界遺産シリーズ〈第10集〉『ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-』(国立西洋美術館)」の発行

2017年5月15日

日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 横山 邦男)は、世界遺産シリーズ第10集として、「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」(国立西洋美術館)を題材とした特殊切手を発行します。

  • 記載されている情報は発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、ご了承ください。

発行する切手の内容

名称 世界遺産シリーズ〈第10集〉「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」(国立西洋美術館)
発行日 2017(平成29)年7月14日(金)
種類 82円郵便切手
切手
  • 画像をクリックすると拡大画像が表示されます。
シート構成・意匠

シート構成

  1. 国立西洋美術館本館外観1
  2. 国立西洋美術館本館19世紀ホール
  3. 国立西洋美術館本館外観2
  4. 国立西洋美術館本館2階展示室
  5. 国立西洋美術館本館外観3
  6. オーギュスト・ロダン「考える人(拡大作)」
  7. フィンセント・ファン・ゴッホ「ばら」
  8. エドゥアール・マネ「花の中の子ども(ジャック・オシュデ)」
  9. ポール・シニャック「サン=トロぺの港」
  10. クロード・モネ「睡蓮」

背景:国立西洋美術館本館外観
(6)~(10) 所蔵元:国立西洋美術館

1シート10枚
売価 1シート820円
小切寸法 縦28.0mm×横36.5mm
印面寸法 縦25.0mm×横33.5mm
シート寸法 縦140.0mm×横212.5mm
写真撮影・提供 (1)~(5)、背景 国立西洋美術館
切手デザイン 丸山 智(切手デザイナー)
版式刷色 オフセット6色
発行枚数 800万枚(80万シート)
販売場所

世界遺産シリーズについて

人類共通の文化遺産および自然遺産の国際的保護を図る目的で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき登録された、日本の世界遺産を題材として発行するシリーズ切手です。
過去にも「世界遺産シリーズ」としてシリーズ切手を発行しており、現在のシリーズは、2004(平成16)年以降に新しく登録された日本の世界遺産を題材として、2006(平成18)年以降第1集から第9集までを発行しています。

「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」について

ル・コルビュジエは、パリを拠点に活躍した建築家・都市計画家です。合理的、機能的で明晰なデザイン原理を絵画、建築、都市等において追求し、20世紀の建築、都市計画に大きな影響を与えました。世界各地に所在する彼の建築作品のうち、近代建築運動への顕著な貢献が見られる7カ国(フランス・日本・ドイツ・スイス・ベルギー・アルゼンチン・インド)に所在する17の資産が一括して世界遺産に登録され、3大陸にまたがる初めての世界遺産となりました。
構成資産の一つである国立西洋美術館本館は日本に所在する唯一のル・コルビュジエの設計による建築です。実業家の松方幸次郎の美術品コレクション(絵画、彫刻等)のうち、パリに保管され、第二次世界大戦末期にフランス政府に押収されたものについては、戦後その大半が日本国政府へ寄贈返還されることとなりました。その際、西洋美術の歴史が日本の人々に伝わるような美術館の建設が条件とされ、日本国政府は、国立西洋美術館本館を上野恩賜公園内に建設しました。設計者にはル・コルビュジエが選ばれ、建設に当たっては、ル・コルビュジエの下で学んだ前川國男、坂倉準三、吉阪隆正および文部省管理局教育施設部工営課(当時)が設計補助および現場監理を行っています。

発行する郵便切手のデザインについて

(1)、(3)、(5)、背景 国立西洋美術館本館外観

ル・コルビュジエが提唱した「近代建築の5原則」や「モデュロール」(人体のサイズと黄金比を規準とした建築の寸法の決め方)が随所に見られます。
美術館の入口部分は「近代建築の5原則」の一つであるピロティです。建物を支える円柱の中心から中心までの長さや外壁の長方形、前庭の石畳の大きさは「モデュロール」によって決められています。

(2)国立西洋美術館本館19世紀ホール

ル・コルビュジエは、巻貝が中心から出発して外に向かっていくように、コレクションが増えるにしたがって、建物の外側に展示室を追加していくことのできる「無限成長美術館」を構想していました。19世紀ホールは「無限成長美術館」の原理の一つである建物中心のホールで、ここを出発点とし、螺旋状の空間が広がっていきます。

(4)国立西洋美術館本館2階展示室

2階展示室は角を曲がると同じような形式がまた現れる不思議な空間です。壁が所々で切れることで見通しが生まれ、来館者は途切れることなく次々に現れる展示空間を回遊するように歩きます。この見通しのよい回遊空間も「無限成長美術館」の原理の一つです。

(6)オーギュスト・ロダン「考える人(拡大作)」

国立西洋美術館の前庭にある5点のロダンの彫刻のうちの1点で、本館に向かって右にそそり立つ巨大な「地獄の門」の上方中央に配されている「考える人」の拡大作です。ロダンの彫刻は松方コレクションの柱の一つであり、国立西洋美術館に所蔵されている58点のロダンの彫刻は代表作のほとんどを占めています。

(7)フィンセント・ファン・ゴッホ「ばら」

松方コレクションの一つで、波乱に満ちたゴッホの晩年にあって、強烈な色彩の対比やうねるような筆遣いは影を潜め、珍しく穏やかな印象を与える作品です。1889(明治22)年に入院したサン=レミの精神療養院に咲くばらが描かれています。

(8)エドゥアール・マネ「花の中の子ども(ジャック・オシュデ)」

明るい色彩と生動感の溢れる筆遣いにより、戸外の光の下での「現代生活」という主題を追求した、技法、主題の点で、1970年代のマネの作品の特徴が認められる作品です。印象派の初期の重要なコレクターとして知られる実業家エルネスト・オシュデの家の庭園に長男のジャックが描かれています。

(9)ポール・シニャック「サン=トロぺの港」

シニャックが新印象派の点描法で描き始めて15年ほど経ってからの作品で、初期に比べて点の粒が大きく、オレンジ色の遠景と青みを帯びた近景の対比が鮮烈に感じられます。サン=トロペ港は南フランスの地中海に面した町でシニャックはこの町の美しさに魅了され、毎年のように足を運んで制作に励みました。

(10)クロード・モネ「睡蓮」

ロダンの彫刻と並ぶ松方コレクションの柱がモネの作品です。モネのライフワークともいえる睡蓮をモチーフにした絵画は200点以上を超え、本作品の制作時にはすでに20年近く睡蓮が描かれていました。花や水面の影に見られる、細部を大胆に省略した表現は、後の表現主義や抽象絵画にもつながる、モネの革新性を示すものといえます。

その他

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【販売業者】

販売業者名 日本郵便株式会社
代表者氏名 横山 邦男
住所 〒100-8798 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号
受付窓口 お客様サービス相談センター
Tel:0120-23-28-86
受付時間 平日8:00~22:00/土・日・休日9:00~22:00

【支払方法】
ゆうちょ銀行の「振替払込書」の払込みによってお支払いただきます。

【申込期限】
2017(平成29)年8月14日(月)まで。
なお、申込期限前であっても、販売状況により早期に締め切る場合があります。通信販売のお申込みを早期に締め切る場合は、弊社Webサイトでお知らせします。

【商品の引渡し時期】
2017(平成29)年6月30日(金)までにお申込みの場合は、発行日から順次送付します。
2017(平成29)年7月1日(土)以降お申込みの場合は、入金の確認後、おおむね3週間商品到着に時間がかかる場合があります。

【返品に関する特約】
お届けした切手に瑕疵(かし)があった場合は、到着後、上記連絡先までご連絡ください。
なお、切手の瑕疵(かし)以外での返品には応じかねます。

【申込締め切り後のご注文に関する返金】
申込締め切り後にご注文をいただいた場合には、商品代金と送料を現金書留郵便物により返金いたします。お申込み時にお支払いただいた郵便振替手数料につきましては、返金いたしかねますので、ご了承ください。

お問い合わせ先

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