【絵手紙部門審査員総評】
初めて年賀状絵手紙部門の審査をしました。幼児の部から一般の部まで多くの作品を見ることができ、楽しい時間を過ごすことができました。無地の真っ白いはがきを見ると予想外に小さい画面であることがわかります。この限られた世界の中に、作者は送る相手に向けて願いを込めて作品を仕上げていきます。作者自身の近況を伝えたり、相手のことを心配する気持ちを表現したり、世の中のできごとを工夫してデザインしたりと、多くの意味を込めて年賀状が生まれてきます。そして審査の中でそれぞれの年賀状を見たとき、私は描かれた作品を実際のサイズよりも大きく感じたのです。年賀状は新年の挨拶を、真心を込めて大切な相手に送るという目的があります。今回審査した作品も相手を思う気持ちが伝わるものばかりでした。単に絵を描けばよい、きれいにまとめればよいということではなく、年賀状が持っている意味や文化を大切にして今後も描いていってほしいと思います。
小池 研二 先生
絵手紙部門入賞作品
年賀状大賞
文部科学大臣賞
日本郵便賞
NHK学園賞
奨励賞
佳作
審査員特別賞
入賞作品のうち、応募規定に則した作品でないと発覚した作品は 入賞が取り消しとなる場合がございます。
