「日本の絵画」の発行

2017年4月6日

日本郵便株式会社（東京都千代田区、代表取締役社長　横山邦男）は、現在活躍している日本の画家の作品を題材とするグリーティング切手「日本の絵画」を発行します。

記載されている情報は発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、ご了承ください。

発行する郵便切手の内容

名称	日本の絵画
発行日	2017（平成29）年6月7日（水）
種類	82円郵便切手（シール式）
切手	画像をクリックすると拡大画像が表示されます。
シート構成・意匠		アンジェラと蒼い空II（部分）祝・飛龍不二法門（部分）月明那智（部分）美空（部分）向日葵（部分）朝顔（部分）桔梗（部分）流れ行く山の季節（部分）首夏（部分）秋華（部分）
売価	820円（シート単位で販売します。）
印面寸法	(1)、(6)、(10) 縦25.0mm×横29.0mm (2)、(3)、(5)、(8)、(9) 縦35.5mm×横29.0mm (4) 縦29.0mm×横29.0mm (7) 縦29.0mm×横27.0mm
小切寸法	(1)、(6)、(10) 縦28.0mm×横32.0mm (2)、(3)、(5)、(8)、(9) 縦38.5mm×横32.0mm (4) 縦32.0mm×横32.0mm (7) 縦32.0mm×横30.0mm
シート寸法	縦127.0mm×横187.0mm
切手デザイン	丸山　智（切手デザイナー）
版式刷色	オフセット6色
発行枚数	1,000万枚（100万シート）
販売場所	全国の郵便局等郵便局のネットショップ銀座郵便局での郵便振替による通信販売

発行する郵便切手のデザインについて

現在活躍している日本の画家5名の作品の中から、2作品ずつを切手のデザインとしました。

(1)アンジェラと蒼い空II（部分）（東京国立近代美術館蔵）、(2)祝・飛龍不二法門（部分）（絹谷幸二天空美術館蔵）(1)、(2)とも絹谷幸二画

絹谷幸二氏は1943（昭和18）年、奈良県に生まれました。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業、同大学院を修了し、その後イタリアにてアフレスコ古典技法の現代的表現を修得しました。明るく躍動的な色彩をもつ鮮烈なイメージ世界が描かれた作品を制作しています。現在、日本藝術院会員、文化功労者、東京藝術大学名誉教授。

(3)月明那智（部分）（足立美術館蔵）、(4)美空（部分）（ウッドワン美術館蔵）(3)、(4)とも手塚雄二画

手塚雄二氏は1953（昭和28）年、神奈川県に生まれました。東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業、同大学院を修了しました。故・平山郁夫氏に師事し、花や樹木、自然界の風景を繊細な感性と力強い造形力、伝統を踏まえながらも大胆な構図で表現した作品を制作しています。現在、日本美術院同人・理事、東京藝術大学教授。

(5)向日葵（部分）（おぶせミュージアム・中島千波館蔵）、(6)朝顔（部分）（直方谷尾美術館蔵）(5)、(6)とも中島千波画

中島千波氏は1945（昭和20）年、長野県に生まれました。東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業、同大学院を修了しました。代名詞である桜や牡丹など、本物よりも本物らしい絢爛な花の作品をはじめ、人物画の大作、花鳥画、「おもちゃ」をモチーフとした作品を制作しています。現在、日本美術家連盟常任理事、東京藝術大学名誉教授。

(7)桔梗（部分）（名都美術館蔵）、(8)流れ行く山の季節（部分）（佐藤美術館蔵）(7)、(8)とも堀文子画

堀文子氏は1918（大正7）年、東京都に生まれました。女子美術専門学校（現女子美術大学）を卒業し、約5年間にわたるイタリア生活や数々の世界各地への取材旅行を経て、現在も神奈川県大磯町にアトリエを構え、尽きることない好奇心のもと、創作活動を続けています。自然の中に存在する様々な命に興味を持ち、独自の表現で描写する作品を制作しています。現在、無所属。

(9)首夏（部分）（成川美術館蔵）、(10)秋華（部分）（光が丘美術館蔵）(9)、(10)とも森田りえ子画

森田りえ子氏は1955（昭和30）年、兵庫県に生まれました。京都市立芸術大学美術学部日本画本科を卒業、同大学日本画専攻科（現大学院）を修了しました。春夏秋冬を彩る花々や、京都の伝統文化が香る舞妓やエキゾティックな女性像を卓越した描写力で表現する作品を制作しています。現在、無所属、京都市立芸術大学客員教授。