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特殊切手

「世界遺産シリーズ〈第9集〉『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』」の発行

2016年5月9日

日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 髙橋 亨)は、世界遺産シリーズ第9集として、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」を題材とした特殊切手を発行します。

  • 記載されている情報は発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、ご了承ください。

発行する切手の内容

名称 世界遺産シリーズ〈第9集〉「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」
発行日 2016(平成28)年7月8日(金)
種類 82円郵便切手
切手
  • 画像をクリックすると拡大できます。
シート構成・意匠

シート構成

  1. 官営八幡製鐵所 旧本事務所
  2. 遠賀川(おんががわ)水源地ポンプ室
  3. 萩反射炉
  4. 旧集成館(しゅうせいかん) 反射炉跡
  5. 韮山(にらやま)反射炉
  6. 橋野鉄鉱山
  7. 三重津(みえつ)海軍所跡
  8. 小菅修船場跡(こすげしゅうせんばあと)
  9. 三角(みすみ)西港
  10. 三池港
1シート10枚
売価 1シート820円
小切寸法 縦36.5mm×横28.0mm
印面寸法 縦33.5mm×横25.0mm
シート寸法 縦212.5mm×横140.0mm
写真撮影・提供 (1) 新日鐵住金(株)八幡製鐵所
(2)、(3)、(6)、(8) 一般財団法人 産業遺産国民会議
(4) 鹿児島県
(5) 伊豆の国市
(7) 佐賀市
(9) 宇城市
(10) 安部 順
背景:長崎市
切手デザイン 丸山 智(切手デザイナー)
版式刷色 オフセット6色
発行枚数 900万枚(90万シート)
販売場所

(注)切手SHOPへの掲載は、2016(平成28)年6月24日(金)を予定しています。

世界遺産シリーズについて

人類共通の文化遺産および自然遺産の国際的保護を図る目的で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき登録された、日本の世界遺産を題材として発行するシリーズ切手です。
過去にも「世界遺産シリーズ」としてシリーズ切手を発行しており、現在のシリーズは、2004(平成16)年以降に新しく登録された日本の世界遺産を題材として、2006(平成18)年以降第1集から第8集までを発行しています。

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」について

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は、西洋から非西洋への産業化の移転が成功したことを証言する産業遺産群により構成されています。19世紀後半から20世紀の初頭にかけ、日本は工業立国の土台を構築し、後に日本の基幹産業となる造船、製鉄・製鋼、石炭と重工業において急速な産業化を成し遂げました。
産業化の歩みは蘭書片手の鉄製大砲鋳造への挑戦や、洋式船の模倣から始まりました。次に、西洋技術の導入が行われ、技術の運用による専門知識の習得を行い、明治の後期には、国内に人材が育成され、国内需要や社会的伝統に合った西洋技術を積極的に導入し、産業化を完成させました。日本は非西洋諸国で初めて産業革命の波を受容し、僅か50年余りで植民地にならずして自らの手で産業化を成就しました。明治日本の産業革命遺産は世界史における類い稀な局面を証言する遺産群です。

発行する郵便切手のデザインについて

(1) 官営八幡製鐵所 旧本事務所(非公開施設)

日本初の銑鋼一貫製鉄所となった官営八幡製鐵所の創業2年前の1899(明治32)年に竣工した初代本事務所は、中央にドームを持つ左右対称形の赤煉瓦建造物で、長官室や技監室、外国人顧問技師室などが置かれました。

(2) 遠賀川(おんががわ)水源地ポンプ室(非公開施設)

官営八幡製鐵所第一期拡張工事に伴う工業用水を確保するために、八幡から11.4km離れた遠賀川沿いに設置された取水・送水施設で1910(明治43)年に操業を開始しました。

(3) 萩反射炉、(4) 旧集成館(しゅうせいかん) 反射炉跡、(5) 韮山(にらやま)反射炉

幕末、海防の危機感から大砲鋳造のため全国各地に建設された反射炉十一基の内、現存する三つの反射炉で、藩士たちの西洋科学への挑戦と試行錯誤の実験を物語る遺構です。

(6) 橋野鉄鉱山

大島高任(おおしまたかとう)が築いた現存する日本最古の洋式高炉跡です。当時国内最大の製鉄所で、鉄鉱石の採掘、運搬、製錬に至る製鉄工程を総合的に把握できる遺跡が残っています。

(7) 三重津(みえつ)海軍所跡

幕府から長崎警備を任されていた佐賀藩は、長崎から持ち帰った西洋技術の情報を基に、日本の技術で建造され、国内で現存する最古の乾船渠(かんせんきょ)を建造しました。佐賀藩は、ここで外国から購入した洋式蒸気船の修理や藩士の訓練を行い、船舶に関する洋式技術の獲得と実践の拠点としました。

(8) 小菅修船場跡(こすげしゅうせんばあと)

日本で初めての蒸気機関を動力とする曳揚げ装置を装備した洋式船台です。曳揚げ装置を格納する小屋は現存する日本最古の本格的煉瓦造建築で、扁平な煉瓦は、その形状からこんにゃく煉瓦と呼ばれています。

(9) 三角(みすみ)西港

明治政府の殖産興業政策のもと、初めて手掛けた近代港湾築港事業で明治の三大築港の一つ(他港は宮城県野蒜(のびる)港、福井県三国港ですが、現在でも当時の港湾施設が良好に残るのは三角西港のみ)です。

(10) 三池港

三池炭を大型船に積載し国外へ輸出するために1908(明治41)年に築港しました。はばたく鳥のようなハミングバード(はちどり)の形状を保ち、現在も重要港湾として機能しています。

(背景)端島(はしま)炭坑

明治後期の高島炭鉱(高島、端島による海底炭坑)の主力坑として、官営八幡製鐵所へ製鉄用原料炭を供給するなど、国内外の石炭需要を賄いました。

(参考)
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」
http://www.japansmeijiindustrialrevolution.com/

その他

日本郵便株式会社銀座郵便局において、通信販売を行います。
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【販売業者】

販売業者名   日本郵便株式会社
代表者氏名   髙橋 亨
住所   〒100-8798 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号
受付窓口   お客様サービス相談センター
Tel:0120-23-28-86
受付時間 平日8:00~22:00/土・日・休日9:00~22:00

【支払方法】
ゆうちょ銀行の「振替払込書」の払込みによってお支払いただきます。

【申込期限】
2016(平成28)年8月8日(月)まで。
なお、申込期限前であっても、販売状況により早期に締め切る場合があります。通信販売のお申込みを早期に締め切る場合は、弊社Webサイトでお知らせします。

【商品の引渡し時期】
2016(平成28)年6月24日(金)までにお申込みの場合は、発行日から順次送付します。
2016(平成28)年6月25日(土)以降お申込みの場合は、入金の確認後、おおむね3週間商品到着に時間がかかる場合があります。

【返品に関する特約】
お届けした切手に瑕疵(かし)があった場合は、到着後、上記連絡先までご連絡ください。
なお、切手の瑕疵(かし)以外での返品には応じかねます。

【申込締め切り後のご注文に関する返金】
申込締め切り後にご注文をいただいた場合には、商品代金と送料を現金書留郵便物により返金いたします。お申込み時にお支払いただいた郵便振替手数料につきましては、返金いたしかねますので、ご了承ください。

お問い合わせ先

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