(※「鼎」… 食物を煮るのに使う金属または土製の容器)
古篆書の鼎に見られる「戌」字より 揮毫 ( きごう ) 。形体から受ける書線の骨力、暢達を表現したもの。 |
|
字母は「以」「怒」。万葉がなを使って、かな文字のもつ優しさと力強さをデザイン的に表現。 |
|
周代の表象(イメージ)文字。古代文字には霊的な思惟があり、この「犬」もその一例です。 |
|
平明な中に生気とぬくもりを表現。 |
|
殷代の鼎に「象形・金文体」で鋳造されていた戌。戌は、農業・刑罰あるいは王の権力の象徴として用いられていたとも言われている。 |
| (6) |
きんぶん ちょうちゅうてん いぬ |
| 金文(鳥虫篆)による戌 |
装飾した篆書体「鳥虫篆」をもとに、新たに創意を加えた作品。 |
|
甲骨文体による三千年以上前の文字。それ以前から、犬は主に猟犬として共に暮らしてきた。 |
| (8) |
はんがとうもんよう ひのえいぬ |
| 半瓦当文様の丙戌 |
屋根を葺く瓦の軒先に出るところを、円形は「瓦当」、半円形を「半瓦当」といい、吉語や紋様が装飾としてあしらわれた。半瓦当は周漢代に多く見られ、円瓦当は漢代以後に多い。文字は篆書を瓦当の形体に合わせ装飾的に造型。 |
| (9) |
ぎょうしょたい ひのえいぬ |
| 行書体による丙戌 |
丙はおだやかに、戌は躍動的な面を強い線をもって表現。 |
|
まさかり(刃の部分を複線表示)の形に象る。十二支の第十一位「いぬ」にあてた。 |
| 各書体について |
| 篆書: |
周から秦にかけて使われた、均整のとれた荘重美麗な書体。 |
鳥虫篆:
|
戦国時代の青銅器で、矛などの兵器や楽器に刻まれた、装飾性の強い鳥や虫の象形を生かした篆書。 |
金文:
|
殷・周の時代の青銅器時代に器や金属に刻まれた文字。 |
甲骨文字:
|
殷の時代亀甲や獣の骨に刻まれた文字。 |
| 行書: |
画をやや崩した書体。 |
表音文字:
|
漢字の「音」を使用。使われる漢字に意味はなく、「仮名」のもととなった。 |
| 象形文字: |
物の形を抽象化し、文字化 |
|