日本郵便賞

群馬県 伊勢崎市立 赤堀中学校 3年 遠藤 和奏

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つたえたいあいて:先生


講評

 七年間で幾枚もの半紙や画仙紙を泣く泣く塵芥にしてきたことでしょう。そのたびに傍らで助言をしてくださったのが先生だったのですね。和奏さんが見い出した、「自分の思いをそのまま表現できるもの」が習字であるという概念は、先生に導かれながらも一足ずつ確かに歩んだ書道そのものであると推察いたします。しなやかで丁寧な筆致と涼しげに彩られた背景が調和しており、先生の健康を気遣う暑中見舞いにぴったりでした。

廿樂 裕貴 先生