日本郵便賞

愛知県 県立 豊田東高等学校 3年 野々山 寧奈

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つたえたいあいて:お父さん


講評

 一挺のハサミの物語が広がりました。生まれた我が子の名を刻み、乳児期、幼児期、学童期を経て思春期にある娘の髪を切るお父さん。毎回のカットの後でハサミが大切に手入れされていたように、大事に愛情いっぱいに育てられたことに思い至る寧奈さん。ハサミをめぐる思い出の一つ一つはこれまでのかけがえのない時間の賜ですね。思春期の高校生が「普段はなかなか言えない」ことでも素直に伝えられる、はがきの魅力を再認識しました。

高山 実佐 先生