日本郵便
そばにいるから、できることがある。

ここからサイト内検索です
サイト内検索はここまでです



手紙作文部門入賞作品 

総評 小学生の部

 第43回を迎えた手紙作文コンクール 手紙作文部門には、五千九百五十九編の応募がありました。
 寄せられた作品はいずれも、伝えたい相手を思い描き、自分の心に映った出来事や、思ったこと・考えたことなどを自分らしい言葉で生き生きと表現したものばかりでした。
 予備審査を経て、中央審査会で一次、二次と審査を行い、学年ごとに文部科学大臣賞、日本郵便賞各一編、金賞二編、銀賞四編、銅賞七~八編を選び出しました。
 作品の多くは、自分の身近な人に、日ごろ思っていることや、体験して強く感じたことなどを、心を込めて伝える内容が書かれているものでした。また入賞した作品には、この相手にこそ、こんな思いを伝えたい、ということがはっきりと書かれているものが多く見られました。
 わたしたちが日常生活で書く文章には、様々な種類のものがあります。その中で手紙は、特定の相手に対して、伝えたい内容が伝わるように書くという特徴をもっています。こうした特徴を生かすためには、誰に向けて、どんな思いや事柄を伝えるために書くのかをはっきりさせることが大切なものとなります。伝えたい思いや願いがはっきりしていればいるほど、また伝えたい相手が自分にとってどんな人なのかがはっきりしていればいるほど、手紙はいっそう自分の思いをしっかりと伝えてくれるのです。
 言葉は、みなさんが様々なことを考えるとき、いろいろな物事や経験を通して感じるとき、そして友達や家族など身近な人々さらにはもっと広い範囲の人々と交流するときなどになくてはならないものです。
 また手紙を書くということは、相手と自分との関係を見つめ直すことです。そして、伝えようとする自分の言葉を見つめ直すことです。さらには、その言葉に込める思いや願いを見つめ直すことでもあります。ですから、手紙を書くことによって、考える力、感じる心そして他の人たちとのつながり合いをはぐくんでいくことができるのです。
 このコンクールをきっかけに、これまで以上に日常生活の中で、手紙を書くことに慣れ親しんでいただければと願っています。

水戸部 修治 先生

総評 中学生の部

 選ばれて全国から「中央審査会」に上がってきた、中学生の作品は、どれも優れていて差をつけるのに苦労しました。
 それでも、もう少し工夫するとぐんと良くなる作品もあり、どんなことに留意したらいいか、共に考えてみましょう。
一、手紙作文とは
 手紙は、本来差出人と受取人の二人の間だけでとりかわされるものですが、「手紙作文」は、手紙に作文の要素が加わります。多くの人の目にもふれます。手紙としても、作文としても優れたものでなければなりません。そこに難しさもあるのでしょう。
二、誰に、何を書くか。
 友人、兄弟、祖父母、両親など自分を知っている相手に書いている人が多いのですが、知らない不特定の人に書く場合は、まず書き手が誰かを知らせる必要があります。誰からもらったのかわからない手紙では困ります。
 次に、何を知らせたいのか、一番書きたいことは何なのか、内容をしぼって書き始めましょう。
三、文章の構成
 手紙は、普通書き出しに、相手への呼びかけや時候の挨拶をします。決まり文句もありますが、自分なりの工夫をして、まず読み手をひきつけるのもいいでしょう。
 手紙でも普通の文章でも、だらだらと切れ目なく書くのではなく、幾つかの段落に分けて書くのが良いのです。まず、三つに分ける「三分法」の練習をしてみましょう。一、序文(序論)手紙なら、書き出しにあたり、これから何を伝えたいかがわかるように書きます。二、本文(本論)一番伝えたい内容を書きます。この部分がメインですから、最も長くなります。伝えたいことが複数ある場合は、本文を二つか三つに分けます。三、末文(結論)手紙なら、次の約束事や、お別れの挨拶を、結びの言葉にします。言い残したことがあれば、「追伸」として付け加えます。
 このように「三分法」で書けば、当然段落は最低三つになります。全文段落なしの一段落文章では、読み手も迷惑です。
 また、良い手紙の条件としては、日本語としても正しく、文字も美しいものでなければなりません。例えば「見れる」「食べれる」「寝れる」などは、日本語の「掟破り」なのですから、中学生は使わないようにしましょう。何が正しいかわからないときは、先生に聞いてみましょう。
 次回また、すばらしい手紙作文に逢えることを楽しみにしています。

小田島 哲哉 先生

文部科学大臣賞

日本郵便賞

金賞

銀賞

銅賞

入賞作品のうち、応募規定に則した作品でないと発覚した作品は入賞が取り消しとなる場合がございます。