大宮エリー賞

滋賀県 山本 悠美

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つたえたいあいて:息子


講評

 この年賀状を、読むであろうまだ小さな赤ちゃんのことを思うと、胸がぐっと締め付けられ、涙が出ました。おそらくこの年賀が読める年になる頃には、数枚の年賀状が溜まっていると思うのですが、それらをきっと噛み締めるのは、20歳になったころでしょうか。20枚の、20年分のあけましておめでとう。なんだか泣けて来ました。生きるっていいなあ、人って、家族っていいなあと、思わせられる年賀状でした。
 年賀は、時と想いを刻みますね。

大宮 エリー 先生