年賀状大賞

徳島県 清重 郁子

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つたえたいあいて:お母さん


講評

 とてもよく練られた画面です。朝日に向かって逆光となった、車椅子とそこに寄り添うねずみのシルエット。朝日には「愛」「幸せ」「げんき」「命」「えがお」といったポジティブな言葉が、力強い文字で満たされています。そこには二匹の気持ちが反映されているのでしょうか。昇り始めた陽射しで二匹の背後には長い影が伸び、その形が「令和」の文字になっています。ドラマチックな演出でありながら、見ていて暖かい気持ちにさせられる絵柄です。

野口 玲一 先生